クラシックなWWⅡシューター「Call of Duty: WWII」のプレイ感想

ゲーム

どうも、ケミランチャーです。10、11月の大作ラッシュの時期までもうすぐです。皆さんが楽しみなゲームはなんでしょうか?

個人的には『FARCRY6』や『Back4Blood』、『Battlefield2042』、『Call of Duty: Vanguard』が楽しみですね。特にCoDとBFが同じ時期に発売されるのは3年ぶりなので、このお祭り感も懐かしいものです。

さて今回私は来るCoD:Vに向けて同じ第二次世界大戦モノである『Call of Duty: WWII』のキャンペーンを再度プレイしました。初代や2、WaWはたくさんやっていたのですが、WWⅡはあんまりやっていなかったのですよ。

原点回帰を目指して

うひょー、これこそWWⅡ!!

これまでは第二次世界大戦や現代戦、はたまた未来の戦争まで題材にしてきたCoDですが、WWⅡは約10年ぶりに舞台設定を第二次世界大戦に戻しています。

まぁこれまでがAWやBO3、IWといった、SF設定&ブースとジャンプを使ったゲームが続いたから、WWⅡにしたって感じですよね。特にIWは3年連続のピョンピョンゲー+宇宙が舞台ということでめちゃくちゃ炎上しましたよね(笑)。まぁトレーラーに関してはIWが一番カッコよかったと思いますが。

そういったCoDプレイヤーのマンネリを払拭するために「地に足のついた」CoDにしたわけですね。でも当時はこの地に足のついたFPSっていうのを異常なくらい強調していた気がするんです。(IWの炎上具合をみれば御察しですが…。)

王道なWWⅡシューター

マルチの話は置いといて、キャンペーンの話に戻しましょう。

本作のキャンペーンの舞台はヨーロッパ・西部戦線で、アメリカ陸軍の主人公が戦場を駆け回るという至ってシンプルな構成です。ノルマンディー上陸作戦からフランスのレジスタンス活動、バルジの戦いというように、王道中の王道をいったステージばかりでした。

ストーリーも「Brotherhood」という言葉が相応しいような、非情にアメリカ戦争映画的な内容です。『プラトーン』と『プライベート・ライアン』を足したといえば伝わるでしょうか。

多様性を出そうとしているのはわかる

今作のキャンペーンはCoD伝統芸であるスクリプトましまし演出はもちろんのこと、ステルスや乗り物を操縦するなど様々なステージ構成が印象的でしたね。

MWやBOにもステルスはありましたが、あれは仲間についていって指示通りにやるというだけでした。一方WWⅡのステルスパートは自分で動くことになります。

そのため敵の頭上に表示される感知メーターを意識しながら、サプレッサー付きの銃やナイフを使って進んでいきます。でもやはりちょっとしたおまけ程度のステルスなので、正直いって面白くないです。多彩なルートが用意されているわけでもなければ、死体を隠すこともできません。

昨今のCoDキャンペーンはマンネリ化が進んでいるので、多様性を出そうしていることは分かります。個人的にCoDのキャンペーンはアクションスターばりに撃ちまくってなんぼだと思っているので、このステルスパートはペースを崩しているだけだと感じましたね。

初代をリスペクトしたゲームシステムは必要か

また本作は初代CoDを意識したところがいくつかあります。まず1つは体力です。CoDに限らず現代のFPSは自動で体力が回復する自動回復制を採用しているところが多いですよね。しかし、WWⅡは体力は手動回復、つまり回復アイテムを使用しないと回復しません。

自動回復だとヌるくなってしまいがちなので、このシステムはゲームに戦略性を持たせるという意味ではいいかもしれません。でもこれの最大の問題は手動回復制にした意味がほとんどないということなんです。

なぜなら回復アイテムがほぼ無限に獲得できてしまうからです。本作には味方のサポートシステムが存在し、それぞれのキャラクターから弾薬補充や敵のスポットといった支援を受けることができます。そして回復アイテムも仲間の1人から補充することが出来てしまうのです。

これによって、体力がなくなっても味方から回復できてしまう、まさに手間のかかる自動回復システムが誕生してしまっています。これじゃあ意味がない気がする…。

DOOMやSeriousSamなどクラシックシューターも体力制ですが、基本的に回復アイテムはマップにしか落ちていません。そのため体力や回復アイテムを上手く管理しながら、攻略する動きが必要になり、それがゲーム性を高めていました。

タダで味方から貰えるようじゃあ、自動回復と変わりないですね。

まとめ

いい高地戦ですね。

本作はオリジナルなCoDへの回帰を狙った作品です。王道なステージ構成や、映画的アクションはまさにCoDキャンペーンらしい出来でした。

ただ蛇足なステルスパート、体力システムは邪魔だったと思います。あとはスライディングやドルフィンダイブがなかったことも、あんまりいい印象は受けませんでした。

CoDのキャンペーンはゲーム性を高めるよりも、映画的演出や没入感を高めることが大事だと思いますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました