ある意味マキシマムなFPS『Crysis Remastered』のプレイ感想。

ゲーム

「ミリタリー描写がカッコイイからやれ!」ということで知人から勧められた『Crysis』をプレイしました。実は『Crysis』自体は購入もしていて、2時間ほどプレイしたことがあります。あまり操作感やゲーム性に馴染めず断念していたゲームでしたが、今なら面白さが分かるだろうということでプレイしてみました。

『Crysis Remastered』

マキシマム・グラフィック

絶景。この表現はさすが CryEngin といったところ。

数分プレイした時点だけで、「CryEngine」の虜になってしまいました。南国のジャングルを綿密に再現したグラフィックには心を奪われるかのようでした。おそらく『BattleField2042』よりかは綺麗です。でも元の『Crysis』も十分に綺麗だから、リマスターする意味あるのか?とは感じましたが。

マキシマム・SFミリタリー描写

初代『FARCRY』のようなしょっぱい演出が延々と続く展開を予想していたのですが、自分の想像をはるかに超えるミリタリー描写に心が震えるようでした。CoDのキャンペーンのような迫力、かといってCoDほど無理のないリアリティ溢れる演出に、終始感動しっぱなしでしたね。

巨大なエイリアン?が追いかけてくるシーンや、砲弾が降り注ぐなか進軍するシーンなど、とにかく映える絵が多くて、プレイ中も飽きることがないという点はかなり好印象です。

個人的にはジャングルの谷を戦車で進軍するミッションが、「戦争ゲーム」をしている感覚があって一番好きでした。もうあのグラフィックとマップで大規模FPS作ったら最高でしょう。

マキシマム・フラストレーション

しかしこのゲーム、肝心の”ゲーム部分”が面白いとは感じませんでした。FPSとしてはかなり適当な部類だと思い、そこは『FARCRY』に通ずる部分と言えるでしょう。

まずこのゲーム最大の売りであるナノスーツが使いづらすぎます。本作は透明になれたり、ダメージを軽減する機能をもつナノスーツを駆使して戦うFPSなのですが、肝心のスーツの性能があまりにも弱いと感じました。

結局これが一番

本作はステルスが可能で、クローク機能を使うことで敵に発見されずに移動することが出来ます。しかし、クロークの持続時間はあまりに短く、加えてリチャージに割と多めの時間を要します。さらに初代『FARCRY』と同じで、敵AIは千里眼を持っているため、一瞬でも体を露出すると即座に発見されてしまいます。つまりこのゲームでステルスプレイを行うことは不可能に近いです。

加えてダメージ軽減の機能「マキシマム・アーマー」もあまり使える代物ではありません。なぜならこのスーツはダッシュ時にもエネルギーを消費するため、突撃してアーマーを展開する頃にはほぼエネルギー残量が残っておらず、肝心の防御力を発揮することがないからです。かといってダッシュを使わないとあまりにもっさりとした移動になってしまいます。

映画『プレデター』のような遊びを期待していたのですが、実際は不便なスーツを使った防戦一方なFPSゲームでした。

まとめ:微妙

グラフィックと演出は文句なし

グラフィックや演出、世界観などはカッコいいものの、ゲームとしてはイマイチ輝きが足りない気がします。いや、俺の『Crysis』力が足りないだけなのか…。

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