オープンワールド西部劇『Red Dead Redemption』のプレイ感想。

ゲーム

こんにちはケミランチャーです。この7月~9月あたりは、新作がほぼ発売されない”ゲームの冬”の期間ですね。こんな時は未プレイの過去作をプレイするに限ります。そして現在私はCyberpunk2077(2週目)と並行してRed Dead Redemptionを初クリアしました。

グラセフで有名なRockstar Gamesが手掛けた西部劇オープンワールド

『Red Dead Redemption』(以下、RDR)はRockstar Gamesが手掛けた西部劇オープンワールドゲーム。Rockstar Gamesは”グラセフ”ことGrand Theft Autoシリーズで有名なスタジオですね。

同じ開発元ということでゲームも雰囲気もそっくりなんです。操作感やゲームプレイもほぼ同じで、GTAをそのまま西部時代にしたというゲームですね。ただGTAほどカオスな感じではなく、終始ハードボイルドな雰囲気で進行していきます。

西部劇に浸る

グラフィックはXboxの互換で補正されているということもあるのか、今見ても非常に繊細で美しいです。くっきり綺麗というよりは、ざらついた映画フィルムのような綺麗さがありますね。ライティングや3Dモデルもわざとっぽさが一切なく、すんなりと西部時代の雰囲気に浸ることが出来ます。本当にいい意味でゲームっぽさがなくて最高です。

あと以前GTAの記事でも述べましたが、Rockstar Games(GTA5以前)のゲームは銃撃戦の感触が一位二位を争う出来栄えです。物理エンジンがよくできており、歩く・走るといった動作はもちろん、撃たれたときのモーションが重々しく、非常に本物っぽさがあります。そういった撃たれ役の完成度に加え、銃撃の音も非常に鈍いので、戦闘時ののめり込み具合は素晴らしいですね。乾いた大地でリボルバーを撃ちまくる体験は本作だけ。

ガンマンらしく銃撃戦をすることはもちろん、牛を追い立てたり、乗馬をするなどカウボーイっぽいこともたくさん出来ます。銃撃戦はあくまでスパイスに過ぎず、荒野の無法者になりきる瞬間がこのゲームで一番楽しいかもしれません。

己の過去と決闘した漢の物語

かつては無法者であり、現在は足を洗った男ジョン・マーストンが、政府に人質にされた妻子を取り戻すため、過去の仲間たちを追い詰める……。といった非常に渋い物語が展開されていきます。まるで往年の西部劇映画のようなハードボイルドさが堪りません。

さらにもう足を洗った無法者ということで、過去に起きた出来事を会話から読み解いていくというところがさらに哀愁を感じさせます。なんかこう、既に山場を迎えた男の物語って熱いですよね。

ちなみに続編の『Red Dead Redemption 2』ではこのジョン・マーストンが所属していたギャングの過去を描いています。つまり2からプレイすることで1の内容をより深く知ることが出来るというわけです。しかし、この哀愁を感じる男の物語を体験するという意味では、知識を入れずに1からプレイした方がより楽しめるかもしれません。

意見が分かれるアクション

ゲームプレイは好き嫌いがハッキリ分かれる部分でしょう。GTAをプレイしたことのある人ならわかると思いますが、ロックスターのゲームは操作感が非常に独特です。

連打ダッシュや良くも悪くも重みのある操作感、カバーからのオートエイムなど…….。今の快適なゲームに慣れてしまっていると、結構キツイものがあります。とはいえそこまで厳しいアクションを要求されるわけではないため、私はほとんど気にならなかったです。

また銃撃戦がオートエイムちまちまで退屈だといえばそうかもしれません。ただ本作は凄腕ガンマンが主人公なのでそういったロールプレイが楽しめる方であれば気にはならないかも。さらに本作にはデッドアイというスローモーション&マークした敵を自動で早撃ちするという機能があります。こうしたアクションを駆使してガンマン気分に浸ることは案外楽しいものです。

おつかい感が強いゲームプレイ

どんなに雰囲気や物語が良くても、ゲームプレイの退屈さはどうにもなりませんでした。GTAよろしく乗り物(馬or馬車)に乗る→目的地まで会話を聞く(たまに乗馬しながら銃撃戦)→到着後はひたすらカバーシューターが延々と続きます。

特に中盤のメキシコ編では物語がジョン・マーストンとはほとんど関係がないため、ひたすらおつかいをさせられる感が否めません。

まとめ:”西部劇版GTA”と言うべからず

GTAとよく同列に語られることが多い作品ですが、プレイ後にはGTAにはないハードボイルドな雰囲気が味わえました。西部劇が好きな方はもちろん、哀愁漂うビターな物語を体験したい方にもオススメです。西部劇ジャンルのゲーム中ではトップに君臨するビデオゲームでしょう。ただしゲームプレイは退屈する部分が多いのも事実。くれぐれも馬車の上では寝ないように!

著者の一言:西部劇系の映画だと前に午後ローで見た『アパルーサの決闘』が渋くておススメ!

コメント

  1. 名無し より:

    乾いた銃声と敵のリアルなやられアニメーションが最高ですよね…

    ちなみにDLCのアンデッドナイトメアは、「首なしバグ」というミッションが進行不能になるバグがあるので購入を検討してるのであれば注意してください。死んでコンティニューすれば直りますが、このバグは頻発してかなりストレスだったので私はギブアップしました…
    ただ、ストーリーはバカゲー化してて笑えるので一見の価値ありです

    • harawata47 kemiLauncher より:

      RDRやGTAⅣは重みのある物理演算?がいいですよね~。
      アンデットナイトメアに首なしバグなるものがあるとは初めて知りました。今はライオットアクトを進めているので、機会があったらアンデットナイトメアの方も挑戦してみようと思います。

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