こんにちは、ケミランチャーです。前回の『レッドデッドリデンプション』をクリアしてからというものの、久しぶりにXbox熱が再燃しちゃいました。やはりXboxでやる洋ゲーは格別ですね。ということでRDRに続き今回は『RIOT ACT』をクリアしたので感想を書いていきます。
XBOX発の超人オープンワールドアクション
『RIOT ACT』はXbox360で2007年に発売されたオープンワールドアクションゲームで、開発はイギリスのReal Time Worldsが行っています。現在はXBOXの互換機能にも対応しており、ストアから無料で入手することが出来ます。
このゲームはよくあるオープンワールドゲームとは異なり、超人並みの身体能力を持ったスーパー警官、すなわち”スーパーコップ”が主人公というところが特徴的です。車の運転や銃撃戦はもちろん、ジャンプでビルからビルへ飛び移ったり、車を持ち上げてぶん投げるといった超人プレイが楽しめます。
プレイヤーはゲームを通してキャラクターのレベルを上げ、全部で3地区に分布する犯罪者のボスを始末することがゲームの軸となります。これといった面倒な物語やゲームプレイもなく、ただシンプルにゲームが進んでいくところは賛否が分かれるところであるとは思いますが、個人的には『FARCRY3』以降の拠点制圧が好きなので、終始楽しく遊ぶことが出来ました。
アメコミ気分
銃を担いだマッチョなナイスガイが犯罪者を始末するだけのシンプルなゲーム。しかしそのシンプルさが心地よく、スーパーパワーを駆使して犯罪を撲滅していく様はまるでアメコミ映画のような爽快感があります。
ちなみにアメコミ映画のようとはいえ光線を出したり手から蜘蛛の糸が出るわけではなく、基本は銃と爆発物、格闘を使った戦闘がメインです。そこに超人的なジャンプや怪力パワーもあるって感じですね。
マーベルやDCのようなヒーローと比べると地味な能力ですが、超人パワーと銃を使って敵を殲滅していく様はアメコミ映画の感覚を味わえます。
あとグラフィックもコミック風なので、アメコミ感満載です。
レベルアップでさらに過激に
超人を動かすゲームですがゲーム序盤はプレイヤーのレベルが低いため、「ちょっとだけ身体能力が高い人」を動かすことになります。そのため最初は銃を使った地味な戦闘が続きます。
レベルは移動スキル・格闘スキル・爆発スキル・運転スキル・射撃スキルの5つが存在し、それぞれ4段階のレベルがあります。レベルを上げるにはそれぞれの能力を使って敵を倒したり、特定のレースやスタントを決めることで上がっていきます。
ちなみに移動スキルだけはマップの至るところに存在するアジリティ・オーブというものを取得することでもレベルが上がります。このアジリティ・オーブはビルや障害物の上などの高いところにあるため、移動スキルを上げるためにはとにかく建物を上ることになるのです。このアジリティ・オーブ集めは『RIOT ACT』界隈の名物ですね。
マップを探索したり、敵を倒すことでレベルが上がると主人公がどんどん強くなっていきます。移動スキルが上がれば移動速度とジャンプ力が上がり、格闘スキルが上がればより重いものを持ち上げられるようになるのです。ゲーム中盤あたりからは車をぶん投げたり、ビルを駆け上ったりといかにもな超人ごっこが楽しめます。
あとレベルが上がるにつれプレイヤーキャラクターも見た目が変わり、どんどんムキムキになっていきます(笑)。
好きな方法でボスを抹殺
マップの至るところにはボスが存在し、このボスを全員倒すことでエンディングへと到達することが出来ます。一応それぞれの地区にはレベルが存在しますが、好きなところから攻略することも可能です。
ボスキャラはそれぞれ特徴的な建物に籠もっており、ボス部屋へ到達するために複数の攻略方法が存在します。装甲車で正面ゲートをぶち破るもよし、高い身体能力で要塞をよじ登るもよし、裏ルートからショートカットすることも可能など、自由度は結構高めです。
ボスがいるエリアに近づくとそこにいるボスの情報を入手することが出来、そこでは所在の詳細も見ることが出来ます。特に潜入可能な地点や裏ルート、攻撃に有利な位置などが記載されているため、それを参考にして攻略していくところが楽しいですね。
操作感でイライラ
ド派手な超人プレイが出来るゲームですが、操作感は難ありといった感じです。
移動中はちょっとした段差でのひっかかりが多く、空中でのキャラクターコントロールもやりにくいため、スムーズに移動することは結構難しいです。ビルを登る際にはつかめるところが不明確で、移動面は最後までストレスが結構ありました。せっかくの超人ゲームなのにこの操作感の悪さは少しガッカリです。
またこのゲームもGTAのようなオートエイムを採用しているのですが、この操作感も悪いです。レティクルで捉えたものをとにかく優先的に狙う仕組みなので、近くに敵がいても遠くの敵にエイムが飛んで行ってしまうことは日常茶飯事です。またカメラ感度もいじれないので、正確なエイムをすること自体が難しいです。また格闘に関しては自動追尾がないため、結構な高確率で外すことが多かったですね。
まとめ:XBOXの隠れた名作
XBOX初期の洋ゲーということで知名度がそこまで高くない本作。しかしゲームとしては非常にユニークであり、オープンワールドゲーム好きなら絶対に楽しめる作品です。
今回は子どもの頃にやって以来、約10年ぶりのプレイでしたが今もなお独特な魅力があるゲームだなぁと感じました。XBOX持っている人は無料で出来るので是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
著者一言:きたるXBOX熱。やはり洋ゲーはXBOXでやるに限ります。
スクリーンショット集
ボスを目前にして爆風でビルから落下し死亡。『”雑魚死” OF THE YEAR』見事ノミネートです。おめでとうございます。
本作の舞台であるパシフィックシティはネオンサインで彩られた楽園。このビジュアルの街並みは個人的に刺さりました。
追加エージェントパックで入手したキャラクターで本編をクリア。すごくカッコイイ。
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