おバカミニゲーム大全『Saints Row(2022)』のプレイ感想。

ゲーム

こんにちは、ケミランチャーです。最近満を持して発売された期待作『Saints Row(2022)』が発売されました。今回は少し遅れてプレイを開始したのですが、ようやく本編をクリアすることが出来たので感想を書いていきたいと思います。

自分のセインツ歴

その前に私、ケミランチャーのセインツロウ歴を掲載しておきますね。

・『Saints Row(2006)』 クリア済み
・『Saints Row 2 』 ほぼクリア済み
・『Saints Row: The Third』 初セインツロウ、クリア済み
・『Saints Row IV』 クリア済み
・『Saints Row: Gat Out of Hell』 未プレイ
・『Agents of Mayhem』 未プレイ

この中では特に『Saints Row 2』と『Saints Row: The Third』はたくさんプレイしました。特にチートでバカな遊びをしまくっていたことを覚えています。

帰ってきた?新生セインツロウ

長らく音沙汰のないセインツロウシリーズでしたが、新たな『Saints Row』として帰ってきました。世界観やストーリー、キャラクターを一新し、新たなシリーズの幕開けとなった本作。そして今作は『Saints Row: The Third』の雰囲気を踏襲したおバカなノリで展開されるオープンワールドアクションが特徴といったところでしょうか。

セインツロウシリーズと言えば他のクライムアクションとは異なり、おバカ全開なところが最大のウリ。かくいう自分も『Saints Row: The Third』のノリが大好きでした。しかし、1や2であったようなギャング抗争の雰囲気も好きだったので、少しシリアスな雰囲気でも良かったような気もします。

実際、シリアスな雰囲気を求めていたゲーマーは多かったようで、新作発表時のトレーラーには低評価が大量につくといった問題も起きていました。確かに今作は今までのようなおバカながらも真面目な一面もあった作風とは異なり、悪い意味でギャングっぽくないキャラクターたちが大暴れするという完全コメディ路線に行っちゃっています。シリアス要素がほとんど消え、ただのバカゲーに進化したといっても過言ではありません。

薄すぎるキャンペーン

肝心のキャンペーンですが、結論から言うとめちゃくちゃ薄かったです。ボリューム・キャラクター・物語・アクション等々、全てが薄味でプレイした満足感がほとんどありませんでした。特にボリュームが極端に少なく、キャンペーンだけ進めていると6時間もかからずに終わってしまうほどです。しかも、キャンペーンが終わった後の真エンドである「セインツタワーの建設」をサイドクエスト的な役割を担うシノギに全投げしているあたりが適当だなと感じちゃいました。

また物語もあまり深みがなく、「仲良し4人組がギャングを結成して成りあがる」というだけです。敵対ギャングとのドラマや、仲間との絆を描いた描写もほとんどありません。(そもそもあの4人がどのようにして仲良くなったすら謎です。)しかも敵対ギャングとのボス戦も非常にテキトーで、一部のボスは戦うことすらなくカットシーンで倒されてしまうほど!

セインツロウにストーリーを求めるのはアレですが、キャラクターの掘り下げがほとんどなかったので、キャラクターの魅力は過去作1低いと感じちゃいました。もっとギャットみたいなキャラクターが欲しかったなぁ。

戦闘が地味

本作の戦闘は結構地味でした。セインツロウは考えなしに銃をぶっ放しまくるゲームなので、戦闘の奥深さやアクション性というものはほとんど皆無です。しかし、本シリーズには様々な面白おかしい武器が登場し、それらを使ってプレイすることで戦闘がユニークなものへと変貌していたのです。

しかし、本作にはユニークな武器があまり登場しません。ハンドガンやアサルトライフル、ロケットランチャーといった武器くらいしかなく、数少ないユニーク武器もサイドクエストをプレイしないと貰えないという鬼畜っぷり。そのため戦闘はひたすらローリングしながら銃を撃つだけという、地味すぎるTPSゲームとなってしまっていました。

ユニーク武器こそ数は少ないですが、戦闘が比較的かんたんであること、戦闘時のエフェクトや爆発の派手さがあるので頭を空っぽにして楽しめるゲームではあると思います。

最大の問題児、”シノギ”

セインツロウシリーズの伝統”保険金詐欺”

キャンペーンの圧倒的ボリューム不足を埋めるコンテンツ、それがシノギです。本作にはサブクエ的なポジションを担う”サイドハッスル”の他に、地区ごとに割り当てられたシノギが存在します。シノギは地区ごとに様々な種類のものを設置することが出来、シノギを置くことで収入とミッションを得ることが出来ます。

シノギでプレイできるミッションは様々で、過去作でもあった保険金詐欺から街中で暴れ回るメイヘム、トラックの強奪などたくさんあります。このシノギミッションを全て達成していき、全エリアを制覇することで、セインツタワーの建設という真エンドへたどり着くことが出来るのです。

しかし、このシノギのミッションはどれも反復作業のようなことを強制されることが多く、真エンドへ到達するためには途方もない忍耐力が必要となります。

車を盗んだり
危険物を運んだり
戦車を押収したり
街中爆破したり
素材の写真を撮影したり
トラック盗んだり
カーチェイスしたり
ギークと戦争ごっこしたり……など。

キャラクリとマップ探索は楽しい

この手のカスタマイズは大好物

色々問題のあるメインコンテンツですが、本作もう1つのウリであるキャラクリはとても楽しめました。キャラメイクの自由さは過去作1のクオリティで、自分の好きなボスを作ってゲームを楽しめることが出来たのは最高でしたね。服装も色々なものがあるので、着せ替え好きな自分にとっては良いコンテンツだなぁと思いました。

また車両のカスタマイズもめちゃくちゃ細かくできるので、乗り物好きの人も楽しめると思います。

とても細かくカスタマイズできる!

また本作はマップの作り込みが非常に細かいです。ウエスタンな雰囲気のするオールドタウンから、ラスベガスのようなエル・ドラドなど、様々なバリエーションの地域を探索するのはとても楽しめました。さらにフォトハントというサブクエでは、マップ中に存在するユニークなロケーションやオブジェクトを撮影するというものがあるのでマップ探索のお供にも良かったです。

ラスベガスみたいな

他にもロケーションの歴史を知ることの出来るサブクエなどもあり、ゲーム内観光をするにはうってつけのゲームだと思いました。

もはや観光ゲー

まとめ:オープンワールドミニゲーム集

爆発は芸術です

派手なクライムアクションを期待していたら、実際はオープンワールドで様々なミニゲームをクリアしていくだけのゲームでした。しかし、シノギのミッションやサイドハッスルなど、用意されているアクティビティは多いので、やり込みが好きな人は楽しめるのではないでしょうか?

著者一言:やはり夜景が綺麗なゲームは最高。あとネオンサインのデザインがどれもカワイイ!マップ探索を主軸とした別記事を作りたい。

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