Build Engineゲー『A.W.O.L.』のプレイ感想。

ゲーム

こんばんは、ケミランチャーです。最近はものすごい金欠で、昔遊んだゲームのリプレイしか選択肢がなくなっている現状に嘆いています。何か稼ぐ方法を考えないといけませんね……。

しかし、今回私がプレイしたFPS『A.W.O.L.』Steamで無料でリリースされた新作となっています。金欠FPSゲーマーとしては遊ぶしかありません。

『Duke Nukem 3D』の意志を継いだFPS

どことなく『Duke Nukem 3D』っぽい

『A.W.O.L.』は2022年9月16日にリリースされたBuild Engine製のシングルプレイFPSで、開発・販売はShotspark Studiosが行っています。同スタジオの公式サイトによると、元々は『Duke Nukem 3D』のトータルコンバージョンとして2002年から開発が始まっていたそうですが、2005年にマッピングの才能不足を理由に開発が途絶えてしまったとのこと。しかし、オールドスクールFPS専門誌「E1M1 Magazine」の協力を経て念願のリリースとなったそうです。

Build Engineのグラフィックは見ごたえがある

Build Engineで制作されたFPSゲームということで、ゲームは90年代FPSらしい仕上がりになっています。綿密なスプライト表示のグラフィックはもちろん、キーカードを集めて進むクラシックスタイルなゲームプレイなどは『Duke Nukem 3D』を彷彿とさせます。しかし、AIの仲間が登場したり、ADS動作があるなど、システムは割と現代寄りになっている特徴的ですね。

緊張感のあるゲームプレイ

手榴弾を放りながら制圧。爆発後は壁に色々ベットリ付着するのが生々しい。

ゲーム内容自体は往年のBuild Engineゲーといった感じですが、敵の攻撃は即死級なものが多くシビアな戦闘を楽しむことが出来ます。今まで自分がプレイしてきたゲームの中だと、CoDのキャンペーンをベテランで遊んでいる感覚に近かったですね。慎重にクリアリングをしながら進んで行ったり、敵が潜んでいそうな部屋に手榴弾を投げ込むなど、いかにもミリタリーゲームらしいゲームプレイが楽しめます。90年代FPSの多くは敵がモンスターなことが多いですが、今作は銃を持った人間ということでカバーを意識した銃撃戦が最高に楽しかったです。

いい感じに吹き飛びます

ゲームプレイはシビアですが、操作感はまんま『Duke Nukem 3D』なのでスラスラと操作できるのも良かったです。

よくも悪くも90年代のまま

キーカード探しで迷うのイライラする

元々2002年に開発されていたということもあるでしょうが、ゲーム内容が少し90年代すぎるかなという印象を受けました。特にマップデザインの難解さと戦闘システムがまんま昔のFPSって感じです。

まずマップデザインですが、こちらも非常に『Duke Nukem 3D』や『Shadow Warrior』っぽいです。複雑で進行方向が分かりづらかったり、キーカードが変な位置にあったりするところが同じですね。

味方AIがいると大乱闘
覗きづらいから結局カウンターストライクみたいになる

また戦闘システムですが、一応ADSやAIのサポートキャラなど現代寄りな要素はありますが、正直蛇足になっている感が否めません。ADSは非常に見づらく、なおかつ腰だめ時と集弾性も変わらないので使う必要がありません。AIも一緒に戦ってくれますが、弾除けくらいにしかならず1人の時の方が戦闘が白熱したのは事実です。

ハードウェアチートではありません

あと個人的にはレティクルの色が薄すぎる赤ですごく見づらかったです。そのためモニター側のスクリーンアシストの機能でレティクルを表示したほどです。まさかこの機能を使う日がくるとは……。

まとめ:シンプルなコンバットアクション

シンプルな戦闘が良い

Build Engine製FPSらしいゲームプレイと遊びがいのある戦闘と、全体的にとても楽しめました。クリアまでにかかった時間は3時間ほどでしたが、無料でこのクオリティのFPSが遊べたので文句なしです。

個人的にはこの手の戦争ゲームらしいゲームプレイ(コンバットアクションと勝手に総称しています)が大好きなので、今後もこういったゲームがあったら遊んでいきたいです。

著者近況:そろそろDOOMとQUAKEシリーズを全てレビューしたい。

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