ハードコア・アフリカ『Far Cry 2』のプレイ感想。

FPS

定期的に襲い来るマラリア、ジャムりまくる銃、移動しづらいマップなど、シリーズ屈指のハードコアさを誇る本作。万人受けするビデオゲームではありませんが、本作の独特な魅力に惹かれる方も多いはず。かくいう私もFar Cry2はお気に入りのゲームの1つです。内戦下のアフリカというニッチな舞台設定やアフリカらしい乾いたグラフィックと雰囲気、ゲリラ戦が味わえる戦闘システムがたまらないのです。


今回は2.5週目のプレイで、難易度はHardcore+『Far Cry 2: Realism+ Redux』を導入。説明文を読む限りシステム面が大幅に改善されると共に、1、2発で死亡する難易度になっているとのこと。(Modが上手く機能していたか自信はありませんが。)

中盤から手に入る迷彩服を手に入れればこの距離でもバレない。
敵の多いエリアを避けて進もう。

この難易度設定が中々よく、Armaシリーズのようなプレイ感触になりました。敵兵に接近されたり奇襲されると即死するため、常に敵に見つからないようなゲームプレイを要求されます。上記の理由から車両も使えず、端の草むらをしゃがみながら移動するリアルさが楽しめました。

目的地に辿り着くためのルート選定の面白さも生まれます。体力や弾薬が少ないため、いかに敵と遭遇せずに任務を達成できるかを考えなければならないのです。検問所を避けるために道なき道を進み、戦闘を最小限にするために安全な狙撃地点を探す。といった風に広大なマップを活用した戦いが楽しめます。

狙撃に適した位置を見つけることで戦闘を有利に進められる。
敵はこちらの位置を把握できていない…。

ゲーム内の移動は一見面倒ですが、難易度を上げてみると違った面白さに気づきます。戦闘だけではなく、移動もゲームプレイの1つなのです。車で検問所を突破しまくるのではなく、抜け道や物資補給ができるルートを選定しながら進むとより楽しめると思います。

マップを頼りに最適なルートを見つけることが生き残る鍵となる。
時には道なき道を進むことも重要。
しかし、水に浸かると銃がより早く劣化する。

Far Cry2はシリーズの中でも割とタクティカル寄りな調整になっていると今回のゲームプレイで感じました。ミッションを達成するために効率のよいルートを選び、マラリアや武器の故障具合の面倒も見る、ある意味かなりニッチなハードコアFPSです。こうした部分が他のFar Cryシリーズにはない魅力なのではないでしょうか。

今回のプレイはFar Cryというよりも
ArmaやSniper Ghost Warriorのプレイ感触に近い。

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