ホットライン香港『The Hong Kong Massacre』のプレイ感想。

ゲーム

往年の香港ノワールに『Hotline Miami』をミックスして出来上がったのが『The Hong Kong Massacre』。トップダウンシューター、リトライ前提の即死難易度といったところはまさにマイアミ風ですが、そこに2丁拳銃とダイブアクション、スローモーションが加えられていて、まさに”Hotline Hong Kong”でもいうべきゲームとなっています。

ダイブするとなぜか絶対に弾が当たらないぜ!

ゲーム性はほぼ同じですが、時間経過で回復するスローモーションとどんな攻撃に対しても無敵になれるダイブアクションがあるおかげで、幾分か本家マイアミよりは簡単に感じました。とはいえ、いくらスローモーションとダイブがあるからといって、油断したら即ゲームオーバーになってしまうので、ヌルゲーというわけではありません。敵配置や貫通可能なオブジェクト、残弾数などを加味して上手く立ち回ることを要求されるので、難易度の問題に関してはノープロブレムです。なんなら各ステージには「時間内にクリア」「スローモーションを使わない」「一発も外さない」という3つのクリア条件があり、それを達成することで☆を獲得することが可能なので、チャレンジ達成を狙うならかなり歯ごたえのあるゲームが楽しめると思います。

トップダウンだと殺しの跡が残って芸術的
血しぶき!硝煙!鳩はいない!

グラフィックも3Dで表現されており、飛び出る血しぶきや硝煙、オブジェクトの破壊表現など、まるでジョン・ウー映画のような過激な表現が最高です。スローモーションやダイブアクションなどもめちゃくちゃ映えるので、そこは本家マイアミとは大きな違いだと思います。ただドットグラフィックじゃない分、自キャラや敵、敵弾などがぱっと見でわかりづらく、エフェクトも派手なので、割と状況が飲み込めずゲームオーバーになる箇所もありました。でもカッコよければ全てよしです(笑)。

ボスと窓ガラスを挟んでの一騎打ち。どうみてもあの映画…!

香港ノワールやジョン・ウー映画を観た後に遊びたくなるゲーム。ほかだと『Stranglehold』や『Maximum Action』などもありますが、本作もそんな硝煙くささが似合う一作です。

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