このゲームを少年期に遊んだせいで、以降の道を完全に踏み外しました。今までポケモンやスマブラしか遊んだことのない少年にとって、洋ゲーだらけのXbox360やCall of Dutyのキャンペーンというのは少々刺激が強すぎたみたいです。まあ、Xbox Liveが有料という性質上、マルチプレイに手を出せなかったのがせめてもの救いかもしれません。
私にとってCoD4は、洋ゲーのド派手さや過激さといった魅力を存分に伝えてくれた思い出の作品です。今プレイすると確かにショボい部分も見えてきてしまいますが、それでも当時の私にとってはゲーム、そして洋ゲーというコンテンツに無限の可能性を感じました。本当に、少年期と学生時代はCoD(キャンペーン)と共に歩んできたといっても過言ではないくらい、多大な影響を与えてくれました。私は学生時代にキラキラした青春は送っていませんが、かわりにCoDをはじめとした洋ゲーをプレイすることが青春の代わりだったみたいです。
私の人生を変えたのと同じくらい、本作がシューター界隈に与えた影響も大きいです。往年のFPSといえば『Doom』や『Quake』のようなブーマーシューターから始まり、『Half-Life』や『Medal of Honor』以降はストーリー重視のリニアタイプが主流といった形でした。CoD自体も『Medal of Honor』の血を継ぐリニア型のゲームとして名を馳せていましたが、CoD4が以降のFPSのスタイルを大きく変えてしまいました。
映画の主人公になったかのようなド派手な演出、現代戦のカッコよくてリアルな兵器描写、ストレスフリーでアドベンチャーゲームのように進行する新たなキャンペーンのカタチなど…。本作、そして続編である『Call of Duty: Modern Warfare 2』の大ヒットを受け、以降のミリタリージャンルを始めとするFPSゲームのキャンペーンはほぼ全てCoDのクローンで飽和状態になってしまったのです……!
今はマルチプレイが主流の時代ということもあってある程度落ち着いてきてはいますが、ほんとXbox360・PS3の時代は良くも悪くも似たようなキャンペーンスタイルのゲームが多すぎてヤバかったですね(笑)。ま、私はそんなCoDスタイルのキャンペーンは大好物ですが。
なんかゲームの内容から大きく逸れてしまいましたが、CoD4キャンペーンの偉大さがどれほどのものかって言いたかっただけです。懐かしいな~という気持ちで遊んでいたので細かく書くつもりはありませんが、今遊んでも楽しいですねこのゲームは。
難易度はハードでプレイしたのですが、戦闘はかなり難しいと感じるくらいでした。本作は被弾時のひるみが大きいため、一度撃たれると撃ち返す間もなくそのまま倒されてしまうというパターンが多く、カバーポジションを意識して無茶をし過ぎないということが生き残るためには必須です。また、WaWもそうなのですが、雨のようにフラグが飛んでくるため同じ場所にカバーし続けていると非常に危険です。この飛んでくるフラグがいい感じに緊張感を高める要因となっていて個人的には好きです。
あと久しぶりにプレイしてみると、意外と戦闘シーンが少ないなと感じてしまいました。CoDのキャンペーン自体が半分アドベンチャーゲーム的な側面もあるので当たり前っちゃ当たり前ですが。ある程度歳を重ねると、映画的演出よりもゲームプレイ部分を好むようになってくるのでしょうか。子ども時代のイマジネーションがあれば興奮できるのでしょうが、今になってはどこか冷めた目で見てしまう自分がいるのが少し悲しいです…。
私の本当に大事な思い出のゲーム。昔の懐かしい時代を思い出すとともに、歳をとったことをしみじみと感じ、ちょっぴり切ない気持ちになりました。
スクリーンショット
著者一言:Offline Bot愛好家というニッチなコミュニティがあることを知ってびっくり。
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