半分FPS、半分ADV『RoboCop: Rogue City』のプレイ感想。

FPS

私は『ロボコップ』の原作映画を全て視聴しており、ロボコップのTシャツをよく着ているくらいにはファンです。少し滑稽にも見える重量感のある動きと、未来のロボットらしい無敵の強さのギャップが大好きです。80年代カルチャーが好きということもあり、『ロボコップ』はまさにそんな80年代SF映画らしさが満載で最高です。そして『RoboCop: Rogue City』をプレイしている時も、そんな映画を見たときのワクワク感が蘇るようでした。

まず、操作感についてですが、ロボコップの重量感のある動きが見事に再現されており、まさにロボコップを操作しているという感覚が味わえます。特に銃撃戦では、ロボコップの堅牢さを活かした前へ前へと押し進む戦闘スタイルが楽しく、通常のFPSとは一線を画しているように感じました。

オート9で敵をなぎ払うのはもちろん、敵の首根っこを掴んで思いっきり放り投げて倒すといったパワープレイをする瞬間が、一番ロボコップになりきれている感じがして楽しかったです。また、ゴア表現もかなり過激で、武器のスキルを強化することで出血量を増やすことも可能なので、より爽快感のあるゲームプレイが体験できます。

武器に関しては、ロボコップが使用するオート9がこのゲームの主軸となっており、その強さはもちろん、弾薬が無限である点がもう完全にわかってます(笑)。この点は、映画ファンにとっても嬉しい要素ですね。また、他の武器を拾って使うこともでき、映画では見られないシチュエーションが楽しめる点も評価できます。AKを撃つロボコップとか最高にイカしてるぜ。

ただし、このゲームにはアドベンチャー要素もかなり多く含まれています。サブクエストや会話、捜査パートなどといった、ある意味警察官らしいゲームプレイも豊富で、派手なアクションばかりを期待していると少し肩透かしを食らうかもしれません。ロボコップになりきるという点ではいいかもしれませんが、サブクエ自体が微妙な内容ばかりだったので、正直いらんなって感じです。

また、アドベンチャーパートは箱庭のマップなどを歩かされるのですが、なにせロボコップですから移動がとにかく遅い(笑)。それならいっそ、1本道スタイルのシューターでも良かったと思ってしまいます。

ロボコップのビデオゲーム化としては非常に良く出来ています。FPS部分におけるロボコップらしさは唯一無二で、プレイしていて映画の中に入り込んだような感覚がしました。ただし、アドベンチャーパートにおいては、内容がやや単調であったり、ロボコップの移動速度の遅さ等のテンポの悪さが気になりました。

原作映画が好きならプレイ推奨。やはり映画原作のビデオゲームは、その世界観により入り込めるのでいいですね。なんだか映画の方も見返したくなってきました。

著者一言:『ゼンレスゾーンゼロ』にハマる。カリン可愛い。

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