もっと遊びたい『Quake: Slave Zero X: Episode Enyo』のプレイ感想。

FPS

Quake Engineを使ったゲームを遊んでいたら、Quakeの方が遊びたくなってきました。けれど本編のほうは何週か遊んでいるので、前からYoutubeで見かけて気になっていたQuakeのアドオン『Quake: Slave Zero X: Episode Enyo』をプレイ。

本作は横スクロールアクション『Slave Zero X』と世界観を共有しているという、異色のアドオンです。しかも開発者まで同じという、バリバリの公式作品となっています。自分たちのオリジナルIPのスピンオフをQuake上でつくるなんていいセンスしている…!ちなみに詳しい開発秘話はSlayers Clubのインタビューに掲載されています。

マップや敵のデザインなど全体的な世界観は『Slave Zero X』のようなバイオパンク調になっていますが、基本のゲームは本家の『Quake』と同じものになっています。武器も敵も見た目が違うだけで、中身の性能や敵の種類は同じなので、慣れているプレイヤーならすぐにとっつけると思います。

見た目がカッコよく変わっただけで、中身はほぼ『Quake』なので面白さはそのままのように感じました。また、個人的には本作の方が、SFチックで全体的な色合いが鮮やかなので、本家より遊んでいて息苦しさを感じにくいところが好印象でした(笑)。

レベルは全部で6つ、マップは本家と比べるとやや広いくらいです。とはいっても、マップ自体が巨大というわけではなく、開けた空間が多いため、開放感があるといった感じです。そのため、やや中遠距離での戦闘が発生しやすく、とくに市街地が舞台のEE2とEE3は開けた空間での戦闘が多いです。個人的には広い空間は戦いやすいので好きですが、オリジナルの方が好きな方はややだるいと感じるかもしれません。また、マップが広いからか、敵の対処が楽であまり難しさを感じませんでした。

昔ながらのステージ構成が好きな方はEE5のアリーナらしいつくりが気に入るかもしれません。EE5はかなり戦闘が激しく、クアッドダメージを使わないと突破できない箇所もあるので、もっとこういった歯ごたえのあるステージが欲しかったなというのが正直な感想です。とはいえ、気軽にQuakeらしさを味わいたかった私的には、これくらいのつくりがちょうどよかったのかもしれません。ただしEE6のシビアすぎるジャンプアクションは許せん。

別ゲーの雰囲気で『Quake』をあそべる良作アドオン。世界観がかなり好みなので、もっと遊びたいと思うくらい気に入りました。

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