ハードコア(HC)のすゝめ

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最近になって自分がボケてきたんじゃないかと疑いつつあります。つい先日に『Red Faction II』をクリアしたので、次は『Red Faction Guerrilla』を遊ぼうと思ってXbox360のパッケージを保管している棚を漁りました。しかし、ダブルチェック、トリプルチェックをしても何故かパッケージが見つからないのです。売ったか捨ててしまったのかなと思い、ちょうどGOGで『Red Faction Guerrilla Re-Mars-tered』が500円ぽっきりのセール価格で販売していたのでそちらを購入しました。

しかし、インストール中にふと棚を見返したら、下段中央部の方に本作のパッケージが普通に置いてあったのです。見逃していただけならまだしも、今回に限ってはゲームタイトルを復唱しながら探していたので、おそらくそのままスルーしてしまったのだと思います。前にブログで書いた『Tom Clancy’s Rainbow Six Vegas』も未クリアだと思っていたらクリア済みだったということもあり、冗談抜きで脳がボケ始めたんじゃないかと心配になってきました。おそらく数年後になったら、初見プレイだと思い込んだままブログに同じゲームの感想を掲載してしまう日も来てしまいそうです……。

歳に似合わぬボケが進行しつつありますが、それでもオンラインFPSである『Call of Duty: Modern Warfare III』はボチボチ遊んでおります。CoDのマルチプレイは『Call of Duty: Modern Warfare (2019)』から続けてきており、早くも5年目となりました。『Call of Duty: Black Ops Cold War』や『Call of Duty: Vanguard』時は離れた期間も多々ありましたが、『Call of Duty: Modern Warfare Ⅱ』からは毎シーズンごとのバトルパスを全て100%にするくらいには続けており、MWⅢの今シーズンのバトルパスも全解除済みですので、実質の皆勤賞です。とはいえ毎シーズンごとにバトルパス代1000円+ブラックセルと呼ばれるバトルパスのデラックスVer.(計3700円)みたいなものも全て買っているため、CoDにはかなりの金額をつぎ込んでしまいました。ただでさえフルプライスのゲームなのに、ソシャゲ並みの課金額は少々しんどいものがありますが……。

課金コンテンツには多少の文句はありますが、ゲーム面は今でも普通に楽しめております。特にMWⅡからはDMZと呼ばれる『Escape from Tarkov』ライクの脱出系モードが増えまして、そちらをずっと遊んでいたためバトルパスも自然と埋まっていったわけです。それまでのマルチ対戦やバトロワは少々苦手意識があったのですが、DMZは基本PvPvEなので、自分のペースでまったりと続けることができました。

しかし、MWⅢになってからはDMZがなくなってしまい、代わりにオープンワールドタイプのゾンビモードが実装されました。こちらも非常に面白いのですが、完全なPvEモードになってしまった影響で、プレイヤーという緊張感を演出する要素がなくなり、退屈感の方が強くなってしまっているように感じました。最初の方はゾンビモードをたくさん遊んでいたのですが、今ではほとんど遊ばなくなってしまいました。

バトロワは達人しか残っておらず、マルチはやや競技指向が強いので、CoDも遊び納めかなぁと感じつつあったある時。ふと遊んだハードコアモードでMWⅢの面白さに目覚めました。なんというか、私が今まで散々遊んできたリアル系FPSのような面白さがそこにはあったのです。

MWⅢはデフォルトの体力が設定が150となっており、これまでのCoDシリーズの中でも特にキャラクターの体力が多い作品です。そうなると敵を倒すまでの時間が長くなるため、弾を当て続けるエイム力が必須になります。結果として競技系FPSらしい、超人じみたキャラコンやエイム力を競うSweatyなゲームになってしまうのです。

一方、HCは体力が30に設定されています。デフォルト設定の5分の1、つまりほぼ一発で即死というリアル系FPSに生まれ変わります。HUDも制限されたりと、雰囲気も抜群で没入感が深まります。また、体力が少ないので、派手な動きをするプレイヤーも少なくなり、じっとりとした撃ち合いが楽しめるのです。

私自身リアル系FPSが好きなこともあるのですが、それ以上にHCモードが神モードだと思う理由、それは武器の性能さが出にくいというところです。デフォルトのモードは体力が多いため、必然と強武器・弱武器というものが出てしまいます。強武器を使えば敵を一瞬で倒せるのに対し、弱武器だと敵を撃ち損じてしまうことも多々起きてしまうため、結果として使用率が異様に上がるメタ武器なるものが生まれがちです。これはどのFPSでも言えることかと思いますが、それだと自分の好きな銃が使えないという問題が生まれます。

本作は武器のカスタマイズが豊富です。昔のCoDとは異なり、MW2019以降は武器を細かくカスタムできるようになりました。本作もその機能が存在し、他のFPSとは比べ物にならないくらいのカスタムが楽しめます。この武器のカスタムがかなり面白く、いわゆるロマンカスタムだってできちゃいます。例えばM16を15発マガジンにしてナム戦風にしたりとか…。

しかし、自分の好きな銃をカスタマイズしたところで、対戦には持っていけない代物がほとんどです。M16の15マガジンなんて、とってもじゃないけど使い物になりません。ただでさえ3点バーストという不遇の扱いを受けているのに、デフォルト30マガジンの半分の15マガジンだと、敵を倒す前に撃ち切ってしまうことがほとんでホント弱いです…。

しかし、HCだとそんなネタ武器も輝きます。なんたって1発キルですからね。通常の対戦では役に立たないセミオート射撃でも全然活躍出来ちゃいます。反動が大きい武器でもセミオートにしちゃえばいいんです。

CoDのマルチでは武器はカスタマイズによって性能が変わるため、本来はこんなの絶対に装着しないよ!というようなものが出てきてしまいます。例えばバイポッドだったり、フラッシュライトだったり、アンダーバレルランチャーなどです。そんなもの装着するくらいだったらグリップやらバレルやらを装着・改造した方が反動制御がしやすくなるので。しかし、HCではあくまで一発キルなので、見た目重視のロマンカスタマイズでもOKなのです。

CoDは銃のカスタマイズがかなり魅力的なゲームなのですが、通常のマルチだとそれを味わいづらいのが現状です。その点HCはかなり自由度が高く、一番面白いモードだと断言できます。それに通常マップだとまず投票されない「Wasteland」も、HCだと神マップへと生まれ変わりますからね。HC、めちゃくちゃおススメです。

著者一言:いつも通っているドアを何故か自動ドアだと思い込んで思いっきり激突。

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