破壊しまくりTPS『Red Faction Guerrilla Re-Mars-tered』のプレイ感想。

ゲーム

私が初めてこのゲームを遊んだのは約10年以上前。このゲームで行える破壊の自由度に感動しながら、無我夢中にXbox360のコントローラーを握っていました。ありとあらゆる建造物を破壊・倒壊させることが出来るというビデオゲーム体験は唯一無二で、今後はこのような自由な破壊を楽しめる作品が増えていくのではないかとワクワクしていました。しかし、あれから10年以上たった今でも本作の”破壊”を超える作品はほとんどないことから、今でもこのゲームの破壊要素は色褪せていません。

『Red Faction Guerrilla Re-Mars-tered』は2009年にリリースされたオープンワールド破壊アクションのリマスター版。『Red Faction』シリーズの3作目であり、開発は同じくVolitionが行っています。1・2作目は1本道スタイルのFPSゲームでしたが、本作ではオープンワールドのTPSスタイルを採用しています。

ただのオープンワールドじゃないぜ

本作最大の魅力はなんといっても自由度の高い破壊表現。これまでの『Red Faction 』『Red Faction II』ではGeomodを活用した破壊表現がありましたが、あくまでオマケ要素に留められている印象が拭えませんでした。しかし、本作はGeomod2.0へと進化を遂げており、破壊が比べ物にならないほどに進化しています。

過去作とは比較にならないほどGeomod2.0は凄い

「壁を壊せる」というレベルの話ではなく、「建物を倒壊させることが出来る」レベルまで進化しています。壁を攻撃すればもちろん破壊出来ますし、柱や土台など建物の基礎を破壊すれば瞬く間に崩れていきます。しかも、マップ上にある建物は全て壊せるのでびっくりです。

自分の手で倒壊させたときの快感がたまらない

破壊表現もかなり細かく描写されます。与えたダメージ量によってモデルが変形するのではなく、攻撃した場所がそのまま破壊されます。自分の攻撃や破壊活動による被害がリアルタイムで描写されていくため、戦闘時はかなりの臨場感を味わうことが可能です。特に戦闘後に築かれる瓦礫の山は、戦闘の激しさが視覚的に表れているようで「やってやったぜ」という満足感もかなり高いです。ゴア表現もそうですが、破壊表現も没入感を高めるためには同じく必要だと改めて実感しました。

崩れるっ、早く逃げろ!
グシャ

今回のプレイでは「Xbox Elite Wireless Controller Series 2」のコントローラーを使用したのですが、建物を破壊する際の衝撃が直に振動で伝わってくるのが最高でした。このゲームは終始爆発や倒壊が発生するので、コントローラーの振動機能をフルに体感することが出来ます。特に倒壊寸前の建物の近くにいる時の、地響きのような細かい振動がグラグラと伝わってくることのが面白く、まさにコントローラーを使ったプレイならではの体験でした。

コントローラー推奨

ゲームプレイも破壊が主軸として捉えられています。ゲーム全体の流れとしては、各エリアの敵の支配力を下げながら、メインクエストをクリアすることでエリアを解放していくというものになっています。支配力に関しては、各地のサブクエストや重要目標を破壊することで下げることができ、支配力の低下に応じてメインクエストが解放されていきます。クエストごとの内容多少異なりますが、基本は敵を倒しながら施設を破壊していくだけというシンプルなものとなっています。

戦闘時のTPSアクションに関しては、同じ開発元の『Saints Row』とほぼ同じですが、どちらかというと本作は銃撃戦よりも破壊活動に重点が置かれているように感じました。特に序盤は携行できる弾薬が少なく、まともに戦うとジリ貧になりがちです。そのため、重要施設を爆弾やハンマーで破壊し、その後はアジトまで逃げて手配度を消す+弾薬を補充という流れが推奨されます。まさにゲリラのようなヒット&アウェイが重要なゲームです。もっとも、キャラクターの弾薬携行数をアップさせればドンパチし続けることも可能です。

セインツロウみを感じる

また、本作は『Saints Row』の遺伝子を強く感じるゲームとなっています。戦闘時のアクションを始めとした操作の手触りや、サブクエストをこなすことでメインクエストが解放される流れがそのままです。保険金詐欺のようなぶっ飛んだクエストはないものの、メイヘムのような目標スコアに達するまで大暴れするものや、車両を制限時間内に目的地に運ぶといったものはそのまま『Saints Rowですね。

メイヘム

本作は破壊を始めとした戦闘がとにかく楽しいため、サブクエストの退屈さはほとんど感じませんでした。普段このようなオープンワールドタイトルではサブクエをかっ飛ばす私ですが、今回は車両配達を除く全てをクリアしちゃいました。中でも指定された武器を使って制限時間内に目標を破壊するデモリッションというサブクエストがかなり面白かったです。通常の破壊と異なり、限られた環境や武器で破壊をしなければならないため、『Portal』のようなちょっとした脳トレ風のゲームプレイを楽しむことが出来ました。

「弾薬1発で塔を破壊するには?」と試行錯誤することが楽しい

唯一残念だった点は、マップがあまりに殺風景な点でしょうか。火星という設定や、全てを破壊できるというゲームデザイン上そうなってしまったのは仕方ないと思いますが、それにしても何もないのです。特に火星の首都であり、最後の地区であるエオス地区は思わず落胆してしまいました。首都という割にはちょっとした都市公園レベルです。火星評議会の議事堂なんて名前だけ聞いたら荘厳なイメージが沸きますが、実際見たら近所のコミュニティセンター以下の規模でビックリしちゃいました(笑)。

爆発は芸術だ~!

派手で自由度の高い破壊が楽しいTPS。これほどまでの破壊表現を備えたオープンワールドタイトルは当分リリースされることはないでしょう。次は『Red Faction: Armageddon』をプレイ予定なので、破壊表現がどれほど進化しているか楽しみです。

著者一言:『Suicide Squad: Kill the Justice League』をプレイ中…。

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