かつてFPS界の金字塔としてその名を馳せた『Call of Duty: Modern Warfare 2』。あれから13年の時を経て、遂にリブート版となる『Call of Duty: Modern Warfare II』が発売されました。『Call of Duty: Modern Warfare (2019)』の続編である今作は、圧倒的な表現やゲームプレイ等、全てが進化しており、再びCoD時代到来を感じさせます。
今回はキャンペーンアーリーアクセスにてキャンペーンモードを難易度ハードでクリアしたので、感想を書いていきます。
今まで見たことのないリアルさ
今までのハリウッド超大作のような作風から、硬派なミリタリー映画のような作風へと変貌を遂げているところが特徴的です。スクリプトで固められた派手なアクションというよりも、リアルで緊迫感のある演出へと変わったことで、没入感はより増しているように感じました。
前作の『Call of Duty: Modern Warfare (2019)』と同様に、緊迫感のあるアクションシーンも印象的でした。家屋等の狭いエリアを一歩一歩慎重に制圧していく箇所が多く、特殊部隊を描いたゲームらしいゲームプレイを味わうことが出来ます。
グラフィックや音響の品質も凄まじく、近年リリースされたFPSゲームの中では最高峰だと言えるでしょう。鈍い銃撃音や作り込まれたアニメーションの数々を見ていると、このゲームにどれだけのお金がつぎ込まれているかが分かるようでした。カットシーンはこれだけで1本の映画が制作出来るくらいのクオリティです。
これほどゲーム内表現に力を入れているゲームは久しぶりに遊びました。ゲームとしての質はもちろん、ゲームプレイ自体が1つの映像作品として成立していると思います。
過去作の素材をふんだんに活かした物語
前作ではプライス大尉を始めとした数人の過去作キャラクターが登場するに留まりましたが、今作ではゴーストやソープなどMWシリーズを彩った数々の有名キャラクターが登場します。愛着のあるキャラクター同士の掛け合いなどは、見ているだけでも楽しかったですね。
他にもシェパード大佐やシャドウ・カンパニーなども登場します。過去作を知っている人なら思わずにやけてしまう要素も多数あり、MWファンはプレイ必須です。
ステージの一部も過去作をオマージュしたものが多数あり、懐かしい気持を体験することが出来ました。
多彩なゲームプレイはマルチプレイの演習にも最適
過去作と比べ、ゲームプレイの多彩さが目立っていました。NPCの後ろをついていくだけの一本道ではなく、ステルスやカーチェイスなど種類に富んだゲームプレイが楽しめます。
特に今回のキャンペーンは、マルチプレイの演習を意識して作られたと思われる箇所が複数あります。水中での操作や車を操作、アーマープレートの使用など、マルチプレイで求められるスキルを自然に覚えられるようになっています。
また中盤で行うアイテムのクラフトは、おそらく新ゲームモードの予行演習なのではないでしょうか……。一体どんなゲームモードが来るのか楽しみですね。
まとめ:遊ばない選択肢はない
FPSゲームの中ではトップの臨場感を味わえる本作。リアルすぎるが故に、物語やゲームプレイの緩急は少し低いように感じました。とはいえ、MWシリーズお馴染みの要素やマルチプレイの予行演習に最適なゲームプレイなど、CoDキャンペーンの面白さが凝縮されています。
今ならアーリーアクセスでプレイが出来るので、マルチプレイの前にプレイしてみましょう。
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