安っぽいナム戦ゲー『Line of Sight: Vietnam』のプレイ感想。

ゲーム

『NAM』を遊んでいたら、別のナム戦ゲーを遊びたくなってきたので『Line of Sight: Vietnam』をプレイしました。

チープ系ベトナム戦争シューター

『Line of Sight: Vietnam』はN-Fusion Interactiveが2003年にリリースしたベトナム戦争ゲーム。この開発スタジオは数多くのバリュー系ゲームを開発しており、『Deadly Dozen』や『Frontlines: Fuel of War』の制作にも携わっています。さらに同じくベトナム戦争を題材とした、実質の続編『Elite Warriors: Vietnam』を後の2006年にリリースしています。こちらも近日プレイをしてみたいですね。

ゲーム内容に関しては、ミッションごとに分かれたゲームプレイが特徴です。全12ミッションのステージを単独、もしくは仲間AIと共に攻略していくことになります。プレイヤーはアメリカ軍の狙撃手となり、敵軍の一掃や拠点の破壊などを行っていきます。他のベトナム戦争ゲームのような派手さはなく、『Vietcong』のようなじっくりとしたゲームプレイが特徴的です。

雑なシンプルさ

TPS視点もある。

本作は低価格帯のビデオゲームであるため、非常にシンプルなゲームプレイとなっています。他のシングルプレイFPSで見られる派手なシーンや、劇的なストーリーなどは一切ありません。

さらに本作には戦術やステルスといった要素もほとんど存在しません。箱庭型のステージという性質上、ある程度のルートは自分で選択することが出来ます。しかし、あくまで一本道で繋がったルートが複数用意されている程度で、有利ポジションから攻撃をするなどの行為は出来ません。せめて先制攻撃が行えるといったくらいです。

マップの起伏が激しく戦闘がしづらい

マップの作りこみや敵の配置も雑さが目立ちます。茂みや林などで視認性は非常に悪く、地形も起伏が激しいため敵を先に察知することは困難です。ランダム生成されたステージに敵Botを置いたような雑さで、特にスナイパーはプレイヤーが登ることの出来ない位置から攻撃を仕掛けてきます。

全体的な敵配置の雑さから、結果としてチマチマ狙撃プレイが最適解でした。慎重にマップを移動し、敵が察知できない距離から狙撃して敵を減らすことで攻略が楽になります。味方AIに狙撃銃を持たせると、さらに簡単になります。しかし、プレイヤーが狙撃手という設定なので、ある意味正しいゲームバランスなのかもしれません……。

お気楽ではある

仲間とお気楽ベトナム戦争(プレイ中に録画すると比率が変に)

今回のプレイでは難易度アーケード(一番下?)でプレイしました。体力はほぼ無限に近く、死ぬことはありませんでした。難易度を上げることで緊張感が増すのかもしれませんが、海外のレビューでは”敵のダメージ量がデカすぎて理不尽だ!”という表記にビビってしまいました。

簡単な難易度、チープなゲームプレイ、決して面白いビデオゲームとは言えません。しかし、それゆえお気楽に遊べるゲームでした。ミッション形式で気楽にプレイが出来、ストーリーほぼないため物語を理解しようと勤めることもありません。

個人的な話なのですが、最近ストーリーがあるビデオゲームに疲れてしまいます。物語があるとそちらに気が取られてしまうのです。キャラクターの名前やこれまでの物語など、覚えることが多くてゲームプレイに集中できません。しかし、本作のようなチープゲーは脳みそを空っぽにして楽しむことが出来ます。そのような意味では、こういったチープゲーも悪くはないなと感じます。

まとめ:お手軽に楽しめるナム戦ゲー

こういったゲームはどんどん遊びたくなる

ナム戦好きやシンプルなゲームを求める人には良いゲームです。逆にアクション要素は低いので、FPSゲーマーにはおすすめできません。

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