単調さが消えた『Crackdown 3』のプレイ感想。

XBOX

こんにちは、ケミランチャーです。『RIOT ACT』、『RIOT ACT 2』と続いて今回は『Crackdown 3』です。3作目だけゲームタイトルが違うのですが、海外では『Crackdown』、『Crackdown 2』という表記になっており、本作は日本では未発売の3作目となります。

ゲーム性はそのままでボリュームアップ

本作は前作から9年後となる2019年に発売されました。『RIOT ACT 2』ではテロリストと化け物であるフリークとの三つ巴を描いていましたが、今作は犯罪帝国を築き上げる大企業テラノバ社vs国際警察機構エージェンシーの戦いを描いています。この警察vs犯罪者という構図は初代の雰囲気に寄せた感じですね。

ゲーム自体は『RIOT ACT 2』よりやることが増えた『FARCRY5』みたいな感じです。マップに点在する拠点や施設を攻撃・制圧することでゲージが溜まり、Maxになるとボスと戦えます。そして幹部から徐々に倒し、最後はラスボスといった流れです。『Just Cause』と『FARCRY』3以降を混ぜた感じに近いゲームプレイです。いわゆる拠点プチプチ系ですね。

進化したアクション

内容自体はやることが増えた作業ゲーと化しましたが、ゲームのアクションは大幅に進化しています。

まず前作とは比べ物にならないくらいに操作感が良くなっています。キャラクターの移動操作が滑らかになっており移動面でのストレスを感じることが全くありませんでした。カメラの距離も調整され、より広い範囲が見渡せるようにもなっていたので、戦闘がとてもやりやすかったです。

またローリングや空中回避、空中ジャンプが追加されたことで戦闘がよりスムーズに行うことが出来ました。これらのアクションが追加されたことで、攻撃と回避がやりやすくなり、アクション性も大幅に増しています。特に終盤あたりになってくると敵の数が尋常じゃないくらいに増えるのですが、回避行動を取りながら戦う様はまるでTPS版『DOOM Eternal』のようでした。

戦闘の単調さがなくなった

今作では人間の敵以外にもロボットやドローンなどの敵が追加されました。それによりこれまでのシリーズの弱点だった戦闘の単調さが改善されています。地上や空から敵がワラワラくるので、難易度も高くなり白熱した戦闘を楽しめました。エフェクトもよりカラフルでド派手に進化しており、目でも飽きずに戦闘を行うことが出来ます。

またボス戦も大幅に進化しており、それぞれのボス戦では独自のギミックが存在します。ただ銃弾を撃ち込むだけではなく工夫が必要なので、まさにボス戦という感じを味わうことが出来ます。でもこれに関しては過去作が単調すぎただけなので、今作でようやく業界標準に到達したという感じですね。

まとめ:よくできたアクションTPS

クリアまでは約6時間ほど。回避アクションの追加と敵の種類を増やしたことで、単調ぎみだった戦闘の深みが増していた点は高く評価したいです。激しめなアクションやオープンワールドでの単純作業が好きな人は十分楽しめるゲームだと思います。

『RIOT ACT』シリーズは全体を通してあっさりとした印象は受けましたが、短時間でアクション欲を満たしてくれるいいゲームですね。

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