和洋折衷でKawaii『キラキラモンスターズ』のプレイ感想。

ゲーム

萌え4コマ系が大好きです。特にまんがタイムきらら作品が好きです。そして同じくらいに洋ゲー・洋画も大好きです。どちらも親しみがあり、今でもずっと続けている趣味となっています。(それこそこんなブログを書くくらいです。)

「萌え4コマ系」と「洋ゲー・洋画」。”和”と”洋”。この2つは相容れない関係にあるカルチャーです。しかし、私にとってはどちらも同じくらい好きなもの。いつかこの2つのカルチャーの要素を兼ね備えた”夢のような作品”をこの目で見たいと願っていたものです。

今回紹介する『キラキラモンスターズ』は、そんな夢をかなえてくれるゲームでした。

シットコム系ノベルゲーム

本作は4人の個性豊かなキャラクターが常夏の楽園「セントアリア」でドタバタ劇を繰り広げるコメディ系ノベルゲーム。シェアハウスでのシットコム撮影をしながら、登場人物たちが交友を深めていくという内容の全年齢対象作品です。(若干の百合要素アリ。)

物語の主役は吸血鬼、悪魔など、かなり個性的な出自を持ったキャラクターたち。吸血鬼である主人公ヴェネをはじめ、ミュータント兼フィクサーのアリサ、ゆめかわ地獄JKイヴ、メカ系少女のフランの4人を中心にお話が展開されます。

キャラクター設定からも分かる通り、ゲーム全体を通してかなりカオスなノリが続きます。しかしシリアスなお話はほとんどなく、全体を通してコメディ全開な作風が楽しいノベルゲームです。

和洋折衷

キマッたシーンでは「HAHAHA~!」と笑い声が入る

本作最大の魅力は何と言っても、他作品では絶対に見ることの出来ない和洋折衷な表現力でしょう。本作はただの美少女系ノベルではなく、時に海外映画・ドラマ、時に萌えアニメという海を跨いだ多彩な表現の数々を堪能することが出来ます。

キャラクターのノリや会話は萌え系アニメを見ているようです。しかし、合間に挟まるシットコムのような演出の数々(笑い声、空撮カット)、ノリノリなEDM、独特な台詞回しなどは完全に洋画・洋ドラマを観ている感覚に陥ります。

場面転換は空撮シーンが入ります。非常にシットコムっぽい。

萌えアニメを見ているのに、海外作品の雰囲気も感じる……。この感覚には何とも表現できないワクワク感が押し寄せてきます。この萌えアニメと洋画・洋ドラマが合体したような作品はそうそうありません。日本の萌えアニメと洋画・洋ドラマのいいところ取りをしまくった作風は唯一無二といえるでしょう。

萌えもKawaiiもCoolも

押し寄せるミームのビッグウェーブ

萌え系でありながら、海外テイストも混ざることで甘くなりすぎないところが良いと感じました。ノリが本当に良く、シットコムやカートゥーンを見ているようなハイテンポな心地よさが癖になります。

会話内ではネットミームが多用され、あまりのネタの濁流に圧倒されることでしょう。洋画・洋ドラネタはもちろん、日本のサブカルネタも全部盛で、全ては拾いきれないほど。

萌えアニメっぽいシチュエーション

かと思えばキャラクター間の関係が垣間見えるほっこり回、お料理回、水着回など萌え系のお約束も多く盛り込まれていて安心です。

白い鳩、二丁拳銃…。ジョン・ウー節炸裂。

さらには洋画のようなアクション・銃撃戦も展開されます。萌えにKawaiiに洋画のようなクールな展開の数々、まさに欲張りセット……!

まとめ:最高

Kawaii is justice.

日本の萌え系カルチャーと海外(主にアメリカ)のカルチャーがミックスした奇跡の作品。あまりの要素の多さが故に、一部のシーンはテンポが急すぎると感じるところも。しかし、そんなところすら気にならないほどの勢いの良いノリの数々は痛快であり快感さすら感じます。

このような作風は本当に大好きです。

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