エイリアンVSプレデターVS植民地海兵隊FPS『Aliens versus Predator Classic 2000』のプレイ感想。

FPS

エリアンシリーズ、プレデターシリーズ共に全作視聴済みで、『エイリアンvsプレデター(AvP)』はそれぞれ数回視聴しています。結構好きだけど、まだまだ深い領域まで踏み入れていない。NECAのフィギュアとかめっちゃ興味はあるけど、購入には至らない。私のエイリアンとプレデターへの興味はそれくらいです。

そして本記事で感想を書くのはそんなAvP原作のFPS『Aliens versus Predator Classic 2000』。エイリアン・プレデター・植民地海兵隊の3種族を操作できるというバラエティ豊かなFPSです。今回はちょうど真ん中の難易度Realisticでそれぞれの種族を1周ずつプレイ。

植民地海兵隊:案外怖い

植民地海兵隊パートは当時のFPSらしい操作感と戦闘が楽しめます。パルスライフルやスマートガン、火炎放射器などを使ってエイリアンと戦うことが可能です。エイリアンは移動速度が速いかつ攻撃力も高いため、接近される前に倒さないといけないという緊張感が体験できます。

また、映画でも登場したエイリアンを感知するセンサーが画面左下に常時表示されます。エイリアンが映ると音を出して警告してくれます。目の前には何もいないのに、センサーだけが反応しているという映画さながらのシチュエーションが体験できるのは中々に良いですね。

植民地海兵隊パートは全3種族の中で最も火力が高く設定されています。パルスライフルの弾薬は余るほど補充され、後半ではプレデターを一撃で葬ることのできるロケットランチャーまで入手することができます。そのため余程距離を詰められない限り死ぬことはありません。

しかし、エイリアンは素早く数も多いため、油断するとすぐに体力をごっそり持っていかれます。天井や角、廊下の奥から姿を現し一瞬で飛びついてくるため、ただの雑魚敵にはなっていない上手い調整だと思いました。また、暗闇から2足歩行で追いかけてくるエイリアンを1人称視点で見るのは結構怖いです。動きも速いため、急に出てくるとおもわずパルスライフルを乱射してしまうという映画らしい体験が面白かったです。

エイリアン:爽快

攻撃方法が引っ掻きとしっぽ攻撃の2種類だけというシンプルさですが、壁や天井をよじ登れるという面白い操作性が特徴的です。故にカメラがぐるんぐるん回転するため、慣れるまでは気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。

マップ構造もエイリアンの操作性を活かすため、かなり立体的です。ダクトに入ったり、壁を登ったりと、ただの1本道ではないのがユニークです。

慣れてくると移動が快適で楽しく感じてきます。超スピードで動きながら敵を倒していくゲームプレイは、3種族の中でも一番爽快感があるかもしれません。

戦闘は一番難しいかもしれません。エイリアンは体力が少なく、敵の攻撃を1,2発受けるだけで死にます。そのため、敵の死角を突いて攻撃するというステルスゲームのようなプレイが中心となります。しかし、移動速度がかなり速いため、慣れてくると正面からでも敵の懐に入れるようになります。

プレデター:割と地味

映画同様に使用できるガジェットが豊富なキャラクターです。スピアガンやショルダーキャノンを使ったFPSらしい戦い方はもちろん、光学迷彩で忍び寄りリスト・ブレイドで仕留めるといったような映画さながらのアクションも可能です。

一方、光学迷彩やショルダーキャノンを使用する際にはエネルギーを消耗します。これは時間経過やマップ内に落ちているアイテムを拾うことで回復することが可能です。しかし、全体を通してエネルギーが枯渇することが多く、結果としては戦闘の幅はあまり広がっていません。

敵では人間とエリアンの両方が登場するため、戦闘は3種族の中で一番過熱します。しかし、人間の火力が異様に高く、目が合うと一瞬で体力が溶けます。エイリアンに関しては素早さに対抗できる装備がショルダーキャノンくらいしかないのですが、エネルギー消耗率が高いためあまり使い物になりません。

結果として人間と戦う際は光学迷彩+スピアガンでのチクチクプレイ、エイリアンがリスト・ブレイドを使った地味な接近戦になりがちです。

まとめ:AvPのB級FPS

3種族ごとに異なるプレイスタイルがユニークなFPS。しかし、全体を通してレベルデザインの緩急がなく、良くも悪くも同じようなゲームプレイが終始続きます。戦闘の割合に関しては、植民地海兵隊はエリアンとの戦闘、エイリアンは人間との戦闘、プレデターは人間とエイリアンが半分ずつほどと、3種族が一同会する場面はほぼほぼありません。せっかくのAvPなのですから、3種族入り乱れたドンパチも体験したかったものです。ボリュームも3種族合わせて5時間強、謎解きがスムーズに行けば3時間くらいというあっさり具合です。AvPというド派手な題材を使用した、普遍的なB級FPSといった感じでしょうか。

著者一言:AvPはいかにも海外のサブカルって感じがして好き。

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