前線押し上げFPS『Frontlines: Fuel of War』のプレイ感想。

FPS

いまさら年が明けたことを実感するこの頃。気づいたらあっという間に2024年になっていることに驚愕しています。私の体感だと『AKIRA』Yearだった2020年はまだ数か月前くらいの感覚なので、そこからもう4年経っているというのが信じられません。2024年なんて、字面だけみるとちょっと前のSF映画の世界です。そういえば今回プレイした『Frontlines: Fuel of War』の舞台もちょうど2024年でした。

本作は『Homefront』で知られるKaos Studioが開発し、2008年にリリースされた近未来が舞台のFPS。広大なマップで大人数対戦が出来ることがウリのFPSだったらしいのですが、マルチは遊んでいないので詳細は不明です。今回はキャンペーンモードのみ、Xbox Series Xの後方互換機能を使用してプレイを行いました。

余談ですが、発売日からXbox Series Xを所持しているものの、全く使いこなせていないことに悩んでいます。非常に優れたゲーム機ではあるのですが、独占タイトルがほとんどないため後方互換以外の使い道がないのがもったいないと感じます。また、大半のゲームはPC版の方が快適に動作させることができるほか、FPS等を遊ぶときにコントローラーしか使えないことからも、本当に使いどころに悩みます。私の使用しているPCよりも高性能なのでなおさら勿体ない……。

一人で遊べる大規模FPS的な

ゲームの話に戻ります。本作のキャンペーンは複数の目標を占領し、前線を押し上げることでゲームが進行していくことが特徴です。体感としては『Battlefield』のブレークスルーに似ていると思いました。広めに作られたマップで目標を達成しながら前線を上げていくゲームプレイは、シングルプレイのFPSというよりは敵をBotにしたマルチプレイのような感覚です。大量の敵味方が対峙する中、エリアの確保や目標の破壊を行っていくので、戦争ゲームらしさもありつつ、オンライン対戦のようなお祭り感が出ています。

前線を押し上げる手段が豊富な点も良かったです。歩兵として戦うのはもちろん、戦車やヘリコプターなどの乗り物を自由に使用できる場面が多く、ここも大規模マルチプレイのような楽しさがあります。また、近未来が舞台ということでドローンが歩兵用のガジェットとして登場します。ラジコンヘリや自爆ドローン、ミニガンを搭載した無人機など、場面に応じて使い分けることで、単に銃撃戦だけではない戦術性を感じることができました。

守りが固い箇所は火力で押すに限る!
自爆ドローンで先制攻撃を仕掛けてから拠点を取ると楽

本作では疑似マルチプレイとでもいうような、純粋な大規模戦闘を楽しめたので個人的に大満足です。コンクエストだと旗の確保状況に応じて敵味方がマップ中にごちゃごちゃしてしまう点が苦手なのですが、ブレークスルーだと明確な最前線が出来ることで大規模らしいド派手な戦闘が楽しめるので好きです。私はコンクエストのような旗取り合戦よりも、ブレークスルーのような攻守に分かれて前線を押し上げていくゲームが好みなので、このゲーム性はまさにストライクゾーンにハマりました。

あの丘を奪れ!

前線を押し上げていく戦争ゲームらしいプレイが楽しいFPS。演出重視のものや、オープンワールド化したFPSよりも、マルチプレイらしいつくりのおかげで純粋な戦闘が楽しめる隠れ良作。このようなブレークスルー風のシングルプレイFPSはもっと増えてほしいものです。

著者一言:移住先候補として『Enlisted』をプレイ中。

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