やけに特撮ヒーローっぽい見た目のサイボーグ警官ことロボコップ。私は映画を1~3作目まで1回ずつ視聴しただけですが、ロボコップのTシャツを買っちゃうくらいには好きです。街中にロボコップのTシャツを毎日着ている奴がいたらそいつは恐らく私です。
さて、今回はそんなロボコップを題材としたDoomのWad『Robocop Doom』をちょうど真ん中の難易度Detectiveでクリアしました。全部で16ステージ、クリア時間は3時間ほど。飽き性の私にとっては、楽しさの頂点に達したあたりで終わるこのくらいの長さがベストでした。
Wadながらもクオリティはロボコップのスタンドアローン版FPSといっても差し支えのないくらいです。画像やサウンドも丸ごと置き換えられており、良い意味でWad感がありません。一部サウンドやカットシーンは映画の素材が使用されており、ロボコップの世界観がよく再現されています(著作権はアレだけど)。個人的にゲームのModは安っぽい感じが出てしまっていて苦手なのですが、本作はロボコップのFPSとして遊べるくらいのクオリティで全く気になりませんでした。
ゲームプレイはほとんどDoomそのもの。しかし、本家よりも進行テンポが良く、ゲームとしての面白い部分だけをギュッと濃縮したように感じました。マップもDoomほどの迷路っぽさはなく、分かりやすくて進みやすいマップです。そのおかげでペースを崩されることなく、最後まで戦闘に集中することが出来ました。面倒な探索を省き、戦闘だけをしっかり3時間遊べるのはいい作りだと思います。
武器の使用感も最高です。ロボコップではお馴染みのオート9を主軸に、ロケットランチャーやショットガンが登場します。いずれも弱武器がなく、どれを使っても強いという調整が気に入りました。あと個人的には初期武器であるオート9がかなり強めに調整されている点が最高にクールです。ボス戦でも使える火力でありながら、弾薬も余るほど手に入るという調整具合です。みんなが使いたいであろう銃を存分に味合わせてくれるのは、制作者分かってるな~と感心しました。所詮キャラゲーなので、オート9だけ使っても勝てるようにしちゃっていいんです。
ロボコップの世界観でDoomの爽快感が味わえる良作Wad。ロボコップが好きな人、味チェンをしてDoomを遊びたい人にはおススメです。来月にはロボコップのFPSゲーム『RoboCop: Rogue City』がリリースされる予定なので、本作をプレイして備えてみるのも悪くはないでしょう。それより私はリブート版ロボコップを観ねば……!
著者一言:Dead Ops Arcadeが遊びたいし、ゲーセンの雰囲気にも浸りたい。
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