立場逆転FPS『HAZE』のプレイ感想。

ゲーム

こんにちは、ケミランチャーです。今年もゲーム発売ラッシュの季節がやってきました。色々な大作が発売されてきていますが、個人的には『Call of Duty: Modern Warfare II』に期待しています。キャンペーンはもちろん、マルチプレイも楽しそうなので今から待ちきれません。

今回はPS3で発売されたFPSゲーム『HAZE』をプレイしたので感想を書いていきます。

PS3でリリースされたSF系FPS

『HAZE』は2008年にFree Radical Designが開発、UbisoftよりリリースされたFPSゲーム。開発を担当したFree Radical Designは過去に『TimeSplitters』シリーズの開発を行っていたデベロッパーだそうですが、『HAZE』のリリース以降は財政難からCrytek に買収されてCrytek UKへ変化。その後は『Crisis』シリーズの開発に携わっていたのですが、2021年に再度Free Radical Designとして復活し、現在は『TimeSplitters』の新規IPを作っているとのことです。

『Haze』にはシングルプレイヤーとマルチプレイがあり、シングルプレイヤーは『Halo』や『Battlefield: Bad Company』のような乗り物も操作できる1本道スタイル。正確には前述のタイトル以上に1本道で、合間に乗り物の操縦パートがあるといった感じです。

物語の舞台は民間軍事企業マンテル社とゲリラが戦争を繰り広げる近未来で、主人公のシェーンはマンテル社のトルーパー部隊に配属されるところから始まります。マンテル社はネクターと呼ばれるバイオケミカル剤を使って兵士を強化しており、シェーンや仲間たちはネクターを駆使しながらゲリラを掃討していくことに。しかしシェーンは戦闘を通してネクターの危険性やマンテル社の陰謀、戦争の意味に違和感を感じ始め……。そこから中盤ではシェーンがマンテル社を裏切ってゲリラに加入していくところから物語が大きく動いていきます。

中盤からゲームプレイが変わる

このゲームは序盤と中盤で大きくゲームプレイが変わることが特徴です。序盤はマンテル社のトルーパーとしてプレイをすることが出来、ネクターを使った戦術が面白いポイントです。ネクターを使うことで敵の視認性が上がったり、移動速度が向上したりするなど無敵感のあるプレイが可能です。ネクターは使えば使うほど持続時間が延びるのですが、使用しすぎるとオーバードーズ状態になってしまい操作を受け付けなくなってしまいます。このように序盤ではネクターを使った戦術的なプレイが楽しいですね。

一方中盤からはゲリラとしてのプレイが始まります。ゲリラではネクターを使うことは出来ませんが、代わりに死んだふりや敵の装備からアイテムを取得することが出来るようになります。死んだふりは瀕死になると使用できるアクションで、その名の通り死んだふりをしてその場で復活することが出来ます。ぶっちゃけ死にそうになった時にこれを使えばほとんどの局面を乗り越えられるのである意味チート能力ではあります。

またゲリラもう1つの特徴は敵の死体を漁ってアイテムが得られるところです。敵の銃を現在使用している銃の弾薬に変換することが出来るので、トルーパーの時よりも弾には困りません。あとは敵トルーパーのネクターを使用したネクターグレネードを作成することが出来、敵に使用することで相手をオーバードーズ状態にし相撃ちをさせることが可能となっています。

このようなトルーパとゲリラのゲームプレイの違いがこのゲームの大きな特徴と言えるでしょう。ちなみに私は死んだふりが出来るゲリラの方がプレイしていて楽でした(笑)。

その他良かった点

ゲームプレイの大きな変化が特徴的な本作ですが、それ以外で良かったところを列挙していきますね。

操作感が良好

PS3のFPSということで若干操作に不安があったのですが、プレイしてみるとあまりの快適さにビックリしてしまいました。昔のFPSゲームにあるような引っかかる感じがなく、かなりスムーズに視点移動が出来たためエイムを始めとした戦闘時のアクションがやりやすかったです。

銃撃戦が楽しい

『Halo』や『Battlefield: Bad Company』のようなゲーム性ですが、戦闘のクオリティはCoDのようなリッチさがありました。AIがカバーや間合いを意識して攻撃してくるため、かなり戦術的な戦闘が楽しめました。ただ闇雲に突っ込んでくるAIとは大違いです。

まとめ:楽しく遊べるB級FPS

非常に良いプレイ感触を味わえたゲームでした。ただこのゲームの最大の売りのトルーパー・ゲリラごとのプレイが変わる点や、あまり深く作り込まれていない舞台設定が少し地味で残念だったかなという印象です。ゲーム自体はよいので何か突き出た良さが欲しかったですね。

著者近況:熱しやすく冷めやすい性格をなんとかしたい。

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