おもちゃの兵隊を題材としたタワーディフェンスゲー。前作『Toy Soldiers』はWWⅠがテーマなのに対し、本作は冷戦がテーマ。今回のプレイでは見た目的に華やかという理由でこちらをチョイス。
機関銃・ロケット砲・対空砲などを設置し、自陣のおもちゃ箱に敵ユニットを侵入させないようにするのがルール。画面上部には次ウェーブにどのタイプのユニットが来るかが表示されており、それに対応して自陣の防備を固めるといったゲームプレイが続く。
自軍のユニットが直接操作できる点はユニークであると感じた。設置しているだけでも役目は果たしてくれるが、自身の手で操作することでより効率性を高めることが出来る。もはや直接操作は必須といった感じ。また、各ステージには一定時間リチャージすることで何度も利用できる兵器が存在する。戦車や戦闘機、ヘリコプターなど様々で、これを使えば戦況を大きく変えることが出来る。
序盤は頭を使わなくてもロケット砲さえ設置していればクリアできるほどの難易度。しかし、中盤以降は敵と兵器の相性を考えて設置していかないと突破されることが多く、どのタイミングでユニットを設置するのかといった、戦略的な楽しさが増えてくる。この手のゲームだとエリクサー症候群が発症してしまい、ユニットをケチってしまう自分がいたが、出し惜しみをしないことで大抵の難所は突破できる。
ゲームプレイ以外ではゲーム全体の雰囲気の良さが目立つ。アメトイを題材とした世界観は素晴らしく、おもちゃたちが戦争を繰り広げている場面は非常に見応えがある。こんなおもちゃがあったら遊んでみたいと思わせてくれるような出来栄え。
今回はシナリオを一通りプレイしてみた感想ですが、DLCでベトナム戦争を題材としたものがあるらしいので、機会があったら挑戦したいと思います。
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