懐かしさを感じる美少女TPS『バレットガールズ』のプレイ感想。

ゲーム

シューターは好きですが、たまにはオッサンではなく可愛らしいキャラクターも操作してみたいものです。ということで今回は『バレットガールズ』をプレイしました。『地球防衛軍』や『ドリームクラブ』でおなじみディースリー・パブリッシャーから発売された美少女TPSで、対応機種はPlayStation Vitaのみ。ミッション形式のゲームスタイルや紳士向けの要素の数々などが特徴的です。

シューター部分は懐かしさを感じるようなチープなつくりで、本格的なシューターを期待すると少しガッカリするかもしれません。ゲーム自体は『地球防衛軍』のような、数種類のマップを使い回したコンパクトなミッション制で、敵を倒しながら各ミッションごとの目標をこなすというシンプルなスタイルとなっています。敵のAIはちょっとお粗末なつくりで、かなり接近しない限りは敵に認識されない上、こちらに気づいても棒立ちをするか一直線に突っ込んでくるかくらいの単調さです。カバーしながら撃ち合ったり、大群の敵をなぎ倒す無双系というよりは、先に見つけてチマチマ撃つという往年のミリタリーシューターといった感じです。

ざっくり言えば、2000年代によくあったチープなTPSミリタリーシューターのコンパクト版といった感じでしょうか。遊んだことがある作品だと『Deadly Dozen』とか『Line of Sight: Vietnam』とか….。『SOCOM』シリーズとかもこんな感じだったと思います。(今思うと同じくディースリー・パブリッシャーから出ている『SIMPLE2000シリーズ Vol.102 THE歩兵~戦場の犬たち~』もこれと全く同じようなプレイ感覚だった気がします……。)

戦闘はかなり簡単なのですが、キツめの時間制限、雑な敵の湧きや一部ステージの無限湧きなど理不尽さが目立ちました。ゲームプレイ自体が難しいというより、何回もプレイして覚えることを前提とした難しさです。加えて、PS Vitaの操作のしづらさのおかげで難しく感じる部分もありました。とはいえ、1ミッションがかなり短いので、リプレイしていてもそこまで苦ではなかったです。あと、本作の醍醐味であるキャラクターの衣装破壊ですが、こちらは戦闘のテンポを崩すようなうっとおしさを感じることが多かったため、途中で演出オプションをオフにしました。

美少女ゲーとしてはかなり高水準です。特に3Dグラフィックのクオリティはかなり高く、キャラクターたちの可愛らしさがよく出ているように感じました。衣装もかなりの数が用意されているようで、着せ替えを楽しむことも可能です。今回のプレイでは『ドリームクラブ Gogo.』とコラボした衣装を購入して使用しました。他にも地球防衛軍シリーズのペイルウイングや、紳士向けの衣装もたくさんあります。また、紳士向けコンテンツを楽しみたい方は”尋問モード”も用意されています。むしろこっちが目的で買っている人が多いかもしれません……。私はこのようなミニゲームが苦手なので、途中からは全部スキップしちゃいました。

シューター部分は一昔前のチープシューターといった感じですが、本作を手に取る人の多くはあまり気にする部分ではないでしょう。実際私もドリームクラブの衣装を装備しながら遊びたかっただけなので、その点ではかなり楽しめました。キャラクターや衣装に興味があれば楽しめる作品だと思います。

著者一言:PlayStation Vitaは今でも未来のゲーム機って感じがする。

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